「ペーパーマリオ オリガミキング」評価・レビュー

2020年の7月にNintendoSwitchにて発売され、その可愛らしいビジュアルが印象的でいつかプレイしてみたいと思っていた「ペーパーマリオ オリガミキング」。この度、ようやくプレイしクリアすることが出来たのでレビュー。

子供も大人も楽しめる濃厚な物語

本作は、ペーパマリオが、様々な仲間とともに、様々な舞台を探索・冒険していくひとりプレイのアクション・アドベンチャーゲーム。絵柄的に完全に子供向けのストーリで、ほのぼのした内容ではあるものの、登場するキャラクターのセリフ1つ1つが、思わず笑ってしまいそうになるほどウィットに富んでおり、ブラックジョークもちらほら。

途中カラオケのように歌いだしたり、被り物をかぶってみたり、マリオと旅をともにする仲間のなんとも憎めない可愛らしさよ。

また本作は、山、海、川、空、砂漠、など、おおよそ考えうる様々な舞台が用意されている。果ては、温泉スパまで登場する。そのどれを切り取っても、飽きることがなく、久しぶりにゲームを進めていてピクニックに出かけているようなワクワクする気分になった。ボム兵との川下りが個人的には印象に残っている。

ディズニーランドが来場したお客様に、細部にわたって楽しませる工夫が施されているのと同様、本作も製作者が愛情を込めて、ユーザを楽しませる体験を随所に散りばめている印象だ。本作は、仲間とともに、笑いあり涙あり、皮肉ありの旅日記といってよい。

緻密に作りこまれた愛らしくも濃密なゲーム体験

敵との戦闘は独自の「パズル」バトルシステム

パズルバトル

本作では、敵はエンカウントバトルになっており、バトルの方法が「360°バトル」と呼ばれる独自のパズルを使ったシステムなっている。360度回転する床を、制限時間内に制限された回数分動かして、敵を一定のパタンに並び替え、うまく並べていくと攻撃時のダメージが増大するといった具合だ。このパズルが、最初は優しいが、ゲーム中盤からなかなか難しく発展する。

ただ、このバトルシステムは、多くのレビューでも言われているように、基本、ザコ敵であっても、同じようなパズルを繰り返す必要がある上、パズルの戦略バリエーションや演出自体がそこまで多くないこと、バトルを繰り返しても、「コイン」しか報酬がないことから「作業感」が増大する。

確かに、このバトルシステムは、中盤あたりからテンポが悪く感じたので、結果的にザコとのバトルは回避ばかりしてしまっていた。もう少しバトルへのメリットを出したり、飽きのこないシステムやバリエーションがあるとよいと感じた。

一方で、ボス戦も同じくパズルバトルだが、ボス専用の独自ルールやギミックが用意されており、骨太で緊張感もあり、終始楽しむことが出来た

お宝探索、やりこみ要素満載

前述の通り、本作では様々なエリアを旅をしていくことになるが、道中には、たくさんのピノキオやお宝フィギュアが隠されており、それらを探索しながら進めていくのが楽しい。ちょっとした裏道やなんでもない壁にも秘密があったりと、探索ボリュームがそこそこあるので、コンプリートを目指そうとすると、ボリュームがあり、長く楽しめそうだ。


ペーパーマリオ オリガミキング
プレイ時期:2021年5月
プレイ時間:約40時間
プラットフォーム:Nintendo Switch
レビュータイミング:クリア後
ストーリー
戦闘
音楽
グラフィック
リプレイ性
良いところ
紙・クラフトを基調とした美しいグラフィック
ワクワクできるストーリ
豊富な探索要素
気になるところ
作業感のあるザコ敵とのバトル
4.1
紙ゲー

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