「Golf Club Wasteland | ゴルフクラブ・ウェイストランド」評価・レビュー

セルビアのインディーゲームスタジオDemagog Studioが開発した異色のゴルフゲーム「Golf Club Wasteland」をプレイし、クリアまで到達したので早速レビュー。

シュールな世界感とコンパクトなゴルフゲーム

「人類が居なくなった地球は今や、超富裕層のためのゴルフコースとなりました」―これがこのゲームのコンセプト。

本作は、主人公「チャーリー」が、長年暮らしていた火星から、誰もいなくなった、終末感のただよう地球に訪れ、人生最後に、ただ一人、孤独にゴルフを楽しむというシュールな世界観のゴルフゲーム

ゴルフゲームとしては、一応、物理演算でボールが挙動するものの、強さ、方角を決めてボタン1つで打つだけのシンプルな操作になっている。とはいえ、決して簡単というわけではなく、なかなかボールの挙動を読み切ることが出来ず、何度かやり直しながら進めていくスタイルになる。

このゲームの特性上、ゴルフを通じて世界観を楽しむことに重きを置いていると思われることから、特に最初は、打数を気にすることなくカジュアルに物語を楽しめる「ストーリーモード」で遊ぶのがよいだろう。

小粋なラジオと、サイケデリックな音楽を楽しみながら、孤独な男のゴルフを楽しむ。コースにはところどころギミックがあり、うまくボールを当てたりすると、「実績」が得られることもある。

プレイ時間は、2~3時間程度の非常にコンパクトなサイズになっており、ゲームの内容からもちょうど良い印象。

Golf Club Wasteland
プレイ時期:2022年5月
プレイ時間:約3時間
プラットフォーム:PS5
レビュータイミング:クリア後
ストーリー
グラフィック
音楽
新規性
リプレイ性
良いところ
シュールな独特の世界観
小粋な音楽
気になるところ
ゴルフゲームとしてはイマイチ
日本語訳がやや分かりづらいところがある
3.2