「フォーゴットン・アン | FORGOTTON ANNE」評価・レビュー

2019年にリリースされ、まるでアニメーション映画のようなゲームフィールが印象的で、評価も高いことから、気になっている方も多いであろう「フォーゴットン・アン」というゲームをプレイし、クリア出来たため早速レビューする。

個性的なストーリーとシステム

このゲームの世界観はかなり独特で、フォゴットンランドと言われる世界に住む、主人公アンとフォゴットリングと言われる人々から忘れられたモノたちとの物語である。ゲームシステムとしては、横スクロールのアクション、「アニマ」というエネルギを使ったパズルシーケンス、そして登場キャラクターとの会話パートによって構成されている。一応、会話の選択によって、エンディングに分岐が用意されている。

すべての失われたものや、忘れられたものが行き着く場所を想像したことはありますか?
古いおもちゃ、手紙、靴下・・・。フォゴットンランドはそんな人々から忘れられたモノたちが行き着く場所。彼・彼女らはフォゴットリングと呼ばれ、人間の持ち主との関わり合いの中で自我や感情を育んでいった彼らは、いつか持ち主のもとへ帰ることを願っています。主人公アンは師匠のボンクと共にフォゴットンランドの秩序を守る者として、この世界で暮らしています。「モノ」ではなく人間である二人がなぜフォゴットンランドにたどり着いたかは謎ですが、すべてのフォゴットリングたちが人間の住む世界へ帰れるようになる装置「イーサゲート」の建設に取り組んでいます。

https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0211-CUSA14671_00-CHOR00000000003D

ゲームオーバの概念はないので、ゲーム初心者でも安心してプレイすることが可能だ。

アニメーション映画とアクションゲームの融合

まるでジブリが監修しているのではないかと思えるほど、アニメーションの雰囲気がジブリに似ており、このゲームの最大の特徴であり魅力となってる。このような贅沢なアニメーションがたくさん使われているゲームとして、RPG「二ノ国」や「CupHead」などを思いだすことが出来るが、そこまで多くはない。

このゲームでは、イベントシーンだけでなく、通常の横スクロールのアクションシーンにおいても、独特のアニメーションが使用されており、まさに、アニメーション映画とアクションゲームの融合への挑戦を感じることが出来る

実際にプレイしてみると、アニメーションを採用したことによって、この独自の世界観がより一層生き生きと描かれ、フルボイスのセリフと相まって物語に没入することが出来る。まるで人形劇のような会話の掛け合いが楽しい

気になるポイント

ぎこちないアニメーション

前述の通り、本作では美しいアニメーションが魅力となっているが、残念ながらそのアニメーションの動きは、ぎこちないものとなっている。端的には、アニメーションのバリエーションが十分とは言えず、例えば、ジャンプをすると、いつも同じ高さ、同じ動作になっている。悪く言えば、アクションゲームというよりは、QTEの仕組みを流用したかのような動きになっており少々残念である。できればボタンの強弱、レスポンスによって、動作が変わるなど、プレイヤーとの一体感が欲しいところである。

分かりにくいパズルシーケンス

このゲームでは、「アニマ」と呼ばれるエネルギを駆使したパズルパートが随所に用意されている。大半は、パズルの意図がプレイヤーにも理解でき、試行錯誤をするプロセスを楽しむことが出来るが、一部のパズルでは、攻略サイトを見てもその解法が釈然とできず、パズルの設計についても、もう一工夫あってもよかったと感じた。

PCはもちろん、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、iOS版と様々なプラットフォームでプレイ可能だ。

フォーゴットン・アン
プレイ時期:2020年11月
プレイ時間:約8時間
プラットフォーム:PlayStation4
レビュータイミング:クリア後
シナリオ
グラフィック
音楽
リプレイ性
良いところ
独特の世界観
美しいビジュアル
オーケストラサウンド
気になるところ
ぎこちないアニメーション
分かりにくいパズル
分かり映えのしない会話分岐
3.6

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