「Bramble The Mountain King | ブランブル: ザ・マウンテン・キング」評価・レビュー

本作は、北欧神話の世界観を舞台にしたダークホラーアドベンチャー。非常に美しいビジュアルが印象的で個人的に非常に気になっていた作品。クリアまで数時間のボリューム感のインディ作品。クリアまで到達できたので本作についてレビューする。

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美麗グラフィックが魅力の王道プラットフォーマー

「Bramble: The Mountain King(ブランブル: ザ・マウンテン・キング)」ローンチトレーラー

本作は、前述の通り、北欧神話のテイストを取り入れた奇妙な世界を舞台とするホラーアドベンチャー。プレイヤーは勇敢な少年オーレとなり、夜中にトロールにさらわれてしまった妹を助けるべく、トロールの住む世界「ブランブル」に冒険に旅立つという物語。

美しくも狂気に満ちた世界観とグラフィック

フォトリアルで美麗なグラフィック

ゲームの舞台は、まるでミニチュアの世界に飛び込んでしまったような世界観で、美しい草花や癒される水面が舞台のステージもあれば、一転、血がしたり落ちるグロテスクな舞台も用意されており、その緩急含めアートワークが秀逸である。

本作のフォトリアルな質感のグラフィックは、「Unravel」というゲームに似ている印象を受けた。

シンプルなアクション&ステルス

ゲームとしては、基本的には一本道で、一応ステージ構成をとっており、オーソドックスなアクションアドベンチャーゲームだ。道中は、ステルス要素や簡単なパズルも登場する。

UI含め、画面上にはマップやナビもなく、操作も、ジャンプや掴み、魔法の力といったシンプルな作りとなっており非常に遊びやすい。主人公は、基本的には一撃食らうと死亡するが、それぞれのステージに登場するボス戦含めて、難易度バランスも丁度良い。

各ステージのボスは、なぜクリーチャーに成り果てたのか、道中に登場する書籍を読むことで、そのエピソードや設定を知ることが出来るのも面白い。

コンパクトながらも印象に残る良作ホラー

本作は、若干進むべき道が分かりづらい箇所があったり、やり込み要素やリプレイ性は低いといった、不満点はあったが、そこまで気になるものではない。

ゲーム自体は、収集要素もあるもの、10時間以内でクリアできる非常にコンパクトな作りになっている。長大な作品が多い昨今、このようなゲームは個人的に好感である。

「リトルナイトメア」シリーズが好きな方に特におすすめ!

Bramble The Mountain King
プレイ時期:2023年10月
プレイ時間:約6時間
プラットフォーム:PS5
レビュータイミング:クリア後
シナリオ
グラフィック
音楽
新規性
やり込み度
良いところ
フォトリアルで美麗なグラフィック
気になるところ
ボリュームの少なさ
3.6