「Cuphead」評価・レビュー

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2017年にSteamでリリースされ、その個性的なアートワークと、見た目と裏腹に難易度が鬼畜レベルと名高い「Cuphead」。今回は、Nintendo Switch版でプレイしクリアまで到達したためレビュー。

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カートゥーン映画を模した完璧なアートワーク

本作は、まず何よりも、独特なビジュアル、アートワークに目が引かれる。制作にあたっては、すべて手書きのセル画をベースにゲームに落とし込んだとされており、ノイズのエフェクトやキャラクターの可愛らしさも相まって、本作ならではの唯一無二の雰囲気を醸し出している。そして、その昔のアニメ調に寄り添うようなビックバンド、ジャズサウンドが高揚感を演出している。

個人的には、キャラクター、音楽、アート、そしてキャラクターのセリフ、すべてが高いレベルで完璧に融合しており、プレイ序盤ですぐに本作の魅力に引き込まれた。

驚愕の「鬼畜」難易度と完璧なレベルデザイン

Cupheadプレイ画面

本作は、その見た目とは裏腹に、ゲーム難易度は「鬼畜」と言われている。いわゆる「死にゲー」だ。初見でクリアすることはおろか、何十回と繰り返しプレイし攻略していくタイプのゲームになる。

ゲーム的には、固定画面のステージや、横スクロール画面のステージなどがあるが、カップ型の頭をもった主人公を操作し、敵の攻撃を巧みにかわし、弾を敵に打ち込んでいく。イメージとしては、アクションゲームのボスだけを集めたような構成になっている。敵にダメージを与えていくと、敵の攻撃方法や形態が変化していくスタイルだ。スムーズにクリアすれば1ステージ2,3分程度のはずが、何度もリトライするため、あっという間に1時間くらい経過してしまう。

しかし、これは決して理不尽ということはなく、何度もプレイし、敵の動きやパターンを覚えていくと、徐々に突破口が見えて、少しずつ上達しているのが、自身でも分かってくる。「あと少し、あと少しだったのに~」と謎の中毒性から辞められなくなってくる。それくらい難易度のバランスが素晴らしい。まさにゲームらしいゲームで夢中でプレイすることができた。

Cupheadプレイ画面

そして、ゲーム中、コインを集めると、ショップで新しい武器アイテムや、チャームと呼ばれる特殊技能を購入でき、身に着けることでさまざまなパワーアップが可能。敵やステージのパターンに応じて、そういったアイテムを付け替えて攻略するのも楽しい。

ちなみに、本作では、二人同時協力プレイも可能であり、腕に自信のある友達と一緒にプレイできれば、最高に楽しい時間になることは間違いない。

難易度が高いため、アクションゲーム初心者には、向かない可能性も!

追加DLC「the Delicious Last Course」もリリース!

追加DLC「the Delicious Last Course」

長らく発売日が未定のまま続報がなかったが、本作の追加DLC「the Delicious Last Course」も遂にリリース

PSユーザ待望のCupheadのPS4版も配信開始とのこと! 未プレイで、PS4版を待っていた方には朗報!

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Cuphead
プレイ時期:2020年7月
プレイ時間:約15時間
プラットフォーム:Nintendo Switch
レビュータイミング:クリア後
面白さ
シナリオ
グラフィック
音楽
リプレイ性
良いところ
何度でもトライしたくなる
魅力的なアートワーク
気になるところ
難しすぎて人を選ぶかも
シナリオは平凡
少々ロードが長い場面がある
4.3
神ゲー