クッキング・アクションゲームの最高峰「Overcooked 2」。ファミコン時代から、複数人同時プレイでハチャメチャになりながら遊ぶゲームは数多くリリースされてきたが、本作はその中でも、とりわけゲーム史に残る名作に仕上がっている。フレンドと協力プレイできるならば、これ以上に盛り上がるゲームはそうそう無い。パーティゲームとして屈指のお勧め作品だ。私は、Nintendo Switchでクリアまでプレイしたため、レビューをしてみる。
目次 非表示
完璧なパーティゲーム
このゲームは、プレイヤが料理人になって、次々やってくる料理のオーダを、制限時間以内にレシピに沿って裁いていく形になる。もたもたしていると、料理が焦げ付いたり、注文がキャンセルされたり、操作ミスでまちがった配合をしてしまったり。そして協力プレイになると、素材を切る役、素材を煮る役、料理を提供する役など試行錯誤してそれぞれの役割を決める。どうすれば効率的にさばけるのかを考えるが、頭で描いた計画通りに物事は進まない。この忙しさがパニックやイライラを呼び起こし、ゲーム内の愛らしいキャラクタの動きと相まって、笑いが絶えない。
本体だけでもステージ数が相当数あるが、それでも遊び足りなければ、DLCも複数登場しており、末永く遊べる点もポイントである。またオンライン協力プレイにも対応した点もGoodポイントだ。
気になるところも
ゲームとしては、完璧なのにステージ毎のロードがやや長い。もっとサクサク動きそうな雰囲気のゲームなのに、なぜこんなにロード時間があるのだろうと首を傾げるほどだ。
また、個人的にはどうでもよいが、本作のキャンペーンには、一応ストーリらしきものがあるが、正直全くあってないようなストーリである。ゲームが楽しければそれでよい。ということもあるが、中にはもう少しちゃんとストーリを作ってほしいと感じる方もいるかもしれない。
まとめ
パーティゲームはたくさんあれど、「Overcooked 2」のような絶妙なバランスを持ったゲームは少ない。本作には、前作の「Overcooked」も、ほぼ同じようなゲームシステムとなっており、Overcooked 2をプレイして楽しかった人は前作もプレイすることをお勧めする。どちらからプレイしても全く問題ない。もしOvercooked 3が登場するなら、今度は料理の「配膳」といったところまで広がるか。いずれにしても、アイディア次第でまだまだ伸びしろのあるシリーズなので、今から楽しみである。
現在発売中の「Overcooked! 王国のフルコース」ではOvercooked!の1と2に加えて、すべての追加DLCが初めから入っていてボリューム満点。さらには、オンライン対戦が出来なかった1も、オンライン対戦可能になっており、おススメである。
プレイ時間:約40時間
プラットフォーム:Nintendo Switch
レビュータイミング:クリア後