「LITTLE NIGHTMARES 2(リトルナイトメア2)」評価・レビュー

リトルナイトメア2

前作「リトルナイトメア」の衝撃から約4年の歳月を経てリリースされた続編「リトルナイトメア2」。前作はDLC含めクリア済の私だが、今作も早速クリアできたので、レビュー。

[toc]

記事内に広告を含みます

極上のホラーアドベンチャー

「リトルナイトメア2」PV

本作は、前作に続きゴシックホラーテイストのLIMBO、INSIDE系に通じる2Dプラットフォームゲームである。前作以上に一段とクオリティーを高めたグラフィックと演出。全体的に暗い場面が多いが、その中においても、光と影の演出が美しく、どこを切り取っても絵画になりそうなレベルである。また、「グロ」演出は今回もしっかりと健在で前作が楽しめた人は間違いなくおすすめできる作品に仕上がっている。

謎解きよりもアクション志向へ

リトルナイトメア2

主人公のモノと前作の主人公であるシックスで、協力しながら道を切り開いていく。プレイフィールは前作を踏襲しているものの、前作に無かった要素として、主人公が攻撃できる演出が追加されている。また、いわゆる「謎解き」の要素は減って、迫る敵から「隠れる」「逃げる」など、アクション要素が高まっている印象を受けた。ただ「初見殺し」が多くので、何度もリトライをしながら、攻略していく必要があるので、このあたりは評価が分かれそうではある。

より深みを増した考察要素

本作は、画面UI上にも余計な説明やメッセージが表示されることはなく、すべては画面上に散りばめられた緻密な事象から、プレイヤーが想像し、考察を深めていくスタイルになっている。

主人公は、電波塔に秘められた暗い秘密を追うことになるが、賛否両論のエンディング含めて、人によって解釈が分かれそうな謎めいたシナリオが魅力だ。

クリアまでの時間は5~6時間程度。このくらいの適度なボリュームが、手を出しやすく好印象だ。

リトルナイトメア2
面白さ
グラフィック
シナリオ
音楽
リプレイ性
良いところ
圧倒的なグラフィック
考察しがいのあるシナリオ
気になるところ
一部の操作性
多発する初見殺し
3.9