「Alan Wake Remastered|アランウェイク・リマスター」評価・レビュー

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2010年にリリースされ、数々の賞を受賞したこの映画のようなアクション・アドベンチャーゲーム「Alan Wake」がこの度、グラフィックを刷新しリマスター作品としてリバイバル。私は原作は未プレイであったが、今回2つの拡張コンテンツ「The Signal」と「The Writer」含めて、クリアまで到達できたので、早速レビューする。

王道ホラー・アドベンチャーゲーム

本作は、主人公である作家アラン・ウェイクが深刻なスランプから脱出するため、妻のアリスと共に住まいのニューヨークを離れ、田舎町『ブライトフォールズ』を訪れるところから始まる。穏やかな湖と灯台を擁する美しい景観のキャピンで突如、アリスが行方不明になってしまう。

Alan Wake Remastered

アラン・ウェイクは行方不明の妻、アリスを探し出すべく、陰鬱な田舎町の中で、自身の精神世界や超自然の存在に翻弄されながらも、身を投じていくホラーアドベンチャーゲームだ。作中に「シャイニング」のオマージュが登場するように、本作は、スティーブン・キングの影響も感じさせるシナリオ展開になっている。

メディアミックス展開

また、本作は、主人公が小説家という設定であることから、物語の語り口がモノローグ(一人語り)になっており、本作特有の雰囲気を彩っている。さらに本作では、ストーリが章分けされており、チャプターごとに、前のチャプターのあらすじが流れる様は、海外ドラマの”あの感じ”を再現している点もユニークだ。

古典的なゲームシステム

ゲームシステムは、TPS視点で、銃や懐中電灯などを駆使して、迫る敵を駆逐し、進めていく王道のスタイルだ。基本的には、懐中電灯で敵のバリアを剥ぎ取り、そこに銃を打ち込んで倒していくスタイルがユニークと言える。銃弾にも制限があり、主人公にもスタミナという概念があるので、うまく立ち回る必要がある。

ただ、原作が10年ほど前のゲームということもあり、2021年現在では、やや古い印象を受けるゲームシステムとなっている。探索や収集要素もあるが、敵のバリエーションも乏しく、中盤以降は、似たような戦闘の繰り返しとなることから、もう少し遊びの深みがあればよいと感じた。

不完全燃焼なシナリオ

Alan Wake Remastered

本作は、ゲーム本編のほか、DLCとして「The Signal」と「The Writer」という2本の追加シナリオもプレイすることが出来る。ゲーム本編の続きを補完するために用意されたシナリオのはずではあるが、これらの追加コンテンツをクリアしても、最終的にシナリオが完結したように見受けられず、やや不完全燃焼な印象があり、若干残念である。

Alan Wake2 へ

本作は、2010年代の傑作ゲームであることは疑いようはなく、当時のゲーム性・シナリオはそのままに、高解像度、60fpsに対応したリマスター作品である。特に原作未プレイの方には、ぜひ一度はプレイして欲しい作品であることは間違いはない。

また、2023年に、本作の続編となるAlan Wake2のリリースが発表された。再びアランのどのような物語が紡がれていくのが、いまから期待である。

Alan Wake Remastered|アランウェイク・リマスター
プレイ時期:2021年12月
プレイ時間:約10時間
プラットフォーム:PS5
レビュータイミング:クリア後
シナリオ
グラフィック
恐怖度
サウンド
リプレイ性
良いところ
丁寧なリマスター
見事なストーリードリブン
気になるところ
単調で繰返しの戦闘
不完全燃焼なシナリオ
3.5

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